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ローマ・イタリア歌劇団 プッチーニ「ラ・ボエーム」
※このイベントは終了しました。
イタリアオペラ界の実力者が集結 当代一流のスタッフが描き出す青春群像
スカラ座で数々の名舞台を制作してきたエルコーレ・ソルマーニ。イタリアオペラの古き良き伝統を今に伝える、衣装、そして豪華絢爛な舞台セット。
プッチーニの名作をシンフォニーホールでご堪能ください。
=≪ラ・ボエームについて≫=
舞台は19世紀冬のパリ。貧しいながらも夢や希望にあふれるボヘミアン(ボエーム)と呼ばれる若き芸術家の卵たち―詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、哲学者コッリーネ、音楽家ショナール。運命的に出会いすぐに恋に落ちるロドルフォとお針子ミミ。別れてもいまだ互いに心惹かれ合うミミの友人ムゼッタとマルチェッロ。二組の恋人たちが出会い、それぞれを想いながらも別れ行く、甘く切ない悲恋の青春物語。出会いの場で自らを語る「私の名はミミ」、ムゼッタのワルツ「私が街を歩くと」、恋人たちの四重唱、コッリーネの「外套の歌」など、自身の貧しい青春時代の体験をもとに作られたと言われるプッチーニ渾身の名曲は、淡い青春の日々を抒情豊かに聴かせます。
※17時30分~当日券販売あり
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概要
会 場 |
福岡シンフォニーホール
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入場料 |
【一 般】GS席18,000円 S席16,000円 A席14,000円 B席12,000円(学生券6,000円) 【友の会】GS席16,200円 S席14,400円 A席12,600円 B席10,800円(学生券5,400円) ※GS席,B席は、アクロス福岡チケットセンターでのみ販売中です。
座席配置図
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チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112
チケットぴあ TEL:0570-02-9999【Pコード:286-416】
ローソンチケット TEL:0570-000-407【Lコード:85980】
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演 目 |
プッチーニ:「ラ・ボエーム」 全4幕・イタリア語上演(日本語字幕付)・上演時間休憩含め2時間45分 |
キャスト |
ミミ/キアラ・イゾットン、キアラ・モジーニ ロドルフォ/ジョゼッペ・ディステファノ マルチェッロ/ロドリゴ・エステヴェス ムゼッタ/サブリナ・コルテーゼ コッリーネ/エウジェニオ・ディ・リエト ショナール/トンマーゾ・バレア |
資 料 |
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お問い合わせ |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112
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プロフィール
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ローマ・イタリア歌劇団 La Compania Lirica Italiana di Roma
=イタリア・オペラ界を代表する実力者が集結=
イタリアの古都スポレートで開催される『若きオペラ歌手のためのヨーロッパ声楽コンクール』を主催するスポレート歌劇場。この歌劇場を母体に、ボローニャ歌劇場、サンタ・チェチーリア管弦楽団のメンバーが加わり、結成された「ローマ・イタリア歌劇団」。スポレートの若い情熱を、熟練の演者が受け止める、「ラ・ボエーム」のための理想的な陣容となっている。
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指揮/カルロ・パッレスキ
スポレート歌劇場「仮面舞踏会」で好評を博し、指揮者としての華々しいデビューを飾る。カーネギーホールなど世界の音楽の殿堂に招待されること多数。過去共演した名歌手も多く、L.パヴァロッティ、L.ヌッチ、R.ブルゾン、J.クーラ、N.ファンティーニ、D.ヴォイト、D.バルチェローナなどとの共演で絶賛された。国際的なオペラ演出家からの信頼も篤く、F.ゼッフィレッリ、チャン・イーモウなどオペラの音楽面を一任された。メータ指揮北京・紫禁城にて上演された大イベントオペラ「トゥーランドット」を日韓共催ワールドカップ競技場にて指揮した。
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ローマ・イタリア歌劇団≪ラ・ボエーム≫の魅力 音楽評論家 加藤浩子
オペラになった青春賛歌、≪ラ・ボエーム≫。この作品がこれほどリアルで美しいのは、作曲したプッチーニ自身の体験が反映されているからだとも言われる。決して裕福ではなかったプッチーニは、ミラノ音楽院時代、貧しいながらも仲間に恵まれた学生時代を過ごした。そんな≪ラ・ボエーム≫は、やはり若い歌手たちで体験したいオペラだ。フレッシュな顔ぶれだからこそ、若き日の物語を体感できるのではないだろうか。このたび来日する「ローマ・イタリア歌劇団」は、歴史ある音楽祭「二つの世界音楽祭フェスティバル」の開催地としても知られるイタリア中部の古都スポレートを本拠とするオペラカンパニー、「スペリメンターレ(「期待の」の意)劇場」(「スポレート劇場」と呼ばれることも)のメンバーが中心となっている。スペリメンターレ劇場は、若手歌手の育成を目的に、1947年に創設されたカンパニーで、毎年歌手発掘のためのコンクールを主催し、コレッリ、バスティアニーニからブルゾン、ヌッチ、デヴィーア、ライモンディ、最近ではバルチェッローナまで、そうそうたる歌手を世に送り出してきた。文字通り世界への登竜門であるこのカンパニー、今回の顔ぶれも、遠からず国際部隊へと羽ばたいて行くにちがいない。イタリアらしい美感にあふれた、伝統的な演出が体験できるのも嬉しい限り。プロダクションは昨夏初演されたものだが(ジョルジョ・ボンジョヴァンニ演出)、有名な画家兼デザイナーで、スカラ座の美術監督もしていたエルコーレ・ソルマーニが制作した歴史的なセットが使われている。つつましい屋根裏部屋も、カルチェラタンの喧騒も、冬のパリの凍てつく明け方も、リアルに感じ取れるすぐれたプロダクションだ。スポレートで指揮者デビューを飾り、オペラや歌手のコンサートに豊富な経験を持つカルロ・パッレスキの指揮にも期待したい。イタリアならではの美しい舞台に、将来を期待されるイタリアの声が集う≪ラ・ボエーム≫。作品の本質を再現する理想的な公演に、どうぞご期待あれ。
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ミミ役 キアラ・イゾットン インタビュー
キアラ・イゾットン(ソプラノ) Chiara Isotton Soprano
2013年スポレート歌劇場<トスカ>で絶賛され、2015年ミラノ・スカラ座メータ指揮「アイーダ」でデビュー。翌年同劇場ヌッチ共演「リゴレット」や.ドミンゴ共演「二人のフォスカリに客演の注目株。今夏マチェラータ野外オペラのオーレン指揮「オテロ」「トロヴァトーレ」に出演予定。
Q.登場人物たちは芸術家の卵「ボヘミアン」ですが、ご自身に重なる部分はありますか?また、ミミとご自身と似ているところは?
どこかに属し守られているわけではない、、、最近までそんな日々を過ごしていました。プライベートを犠牲にする時もありますが、舞台上で感じる感情はかけがえがなく幸せなものです。私とミミの共通点は「夢」。自分の手で人生のパートナーとともに未来を切り拓いていくという希望を持っているからです。そんな希望を込めて最初のアリア「私の名前はミミ」を春の訪れやその匂い、色あいとともに歌っています。
Q.ロドルフォとミミが初めて出会うシーンでロドルフォは鍵をわざと隠しますが、ミミがロウソクを自分で吹き消した(つまりミミが先に仕掛けた)と解釈した演出もありますね。
私は後者ではないと思います。彼らは“人生を熟知した”大人ではありません。エネルギーがあって、すぐに恋に落ちることを望む若者なのです。ロドルフォは鍵を見つけた時にミミを口説くことを決めたのでしょう。そして彼が"che gelida manina."(「冷たい手を」)と歌い、ミミは狂ったように恋に落ちるのです。プッチーニの音楽は若い二人の胸の高鳴りを、シンプルにそして独創的に表現しているのです。
Q.ミミとムゼッタ、対照的な2人の女性に共感できるところを教えてください。
二人とも「愛」によって行動するところです。ミミは真実の愛の腕の中で死に、ムゼッタは自由な愛を謳歌したけれど最後は元恋人マルチェッロの愛に帰りました。
Q.これは注目!という曲(シーン)は?
第二幕のクライマックスで、画家マルチェッロが元恋人のムゼッタに向かって、“Gioventù mia!”(「僕らの青春!」)と歌う瞬間が大好きです。
Q.舞台に上がる前の儀式はありますか?
いつも深呼吸をしてバナナか何かを食べます。そしてまた深く数回呼吸して、水を飲み、最後に「TOI、TOI、TOI ※」と言います。
※ドイツ語のおまじない
Q.福岡のお客さまたちにメッセージをお願いします。
皆さまとご一緒できることを嬉しく思います。パリとその若い恋人たちの雰囲気をお届けできればと願っています。
●やむを得ない事情で出演者等が変更になる場合がございます。最終的な出演者は当日発表とさせていただきます。
●お買い求めいただきましたチケットのキャンセル・変更はできません。
●開演時間に遅れた場合、休憩まで入場をお待ちいただく場合があります。
●場内での写真撮影、録音、録画は固くお断りします。
●小学校入学前のお子さまの入場はできません。託児サービスをご希望の方は、事前にお問い合わせください。
●2階および3階バルコニー席は、舞台が見えづらい場合がございます。予め、ご了承ください。
●学生券は、小~大学生等および留学生本人に限り表記料金にて販売するものです。お申込みはアクロス福岡チケットセンターに限ります。また、購入に際しましては、学生証等が必要です。
●車いすでご来場されるお客様は、ご購入前に必ずアクロス福岡チケットセンターまでお問い合わせください。
主催:TVQ九州放送、福岡県、福岡市、(公財)アクロス福岡、(公財)福岡市文化芸術振興財団
共催:福岡EU協会
後援:福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、駐日イタリア大使館、イタリア政府観光局
賛助出演:NHK福岡児童合唱団MIRAI