チョ・ソンジン ピアノリサイタル
※このイベントは終了しました。
~圧倒的な音楽性!美しいタッチの正統派~
2015年、第17回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝。
圧巻のテクニックと透明で美しい音色、身体中からあふれ出る音楽性が聴く人の心を打ち、若き世代で最も卓越したピアニストが、アクロスに登場!
イベント詳細
※このイベントは終了しました。
~圧倒的な音楽性!美しいタッチの正統派~
概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一 般】5,000円(学生券3,000円)(全席指定)
座席配置図
【友の会】4,500円(学生券2,700円)(全席指定) |
チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:299-923) ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード:81578) |
曲 目 | ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1 シューベルト:ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調 D.958 ショパン:24の前奏曲 Op.28 |
資 料 | |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |
プロフィール
1994年5月28日ソウル生まれ。2008年モスクワで行われた「青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール」で1位受賞。2009年第7回浜松国際ピアノ・コンクールでは15歳で最年少優勝を果たし、同時に日本人作品最優秀演奏賞、札幌市長賞も受賞。2011年に17歳でチャイコフスキー国際コンクール第3位、2014年ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位に入賞している。
2015年10月に行われた第17回ショパン国際ピアノ・コンクールにて優勝、ポロネーズ賞も同時受賞し、国際的な脚光を浴びる。コンクールの模様はインターネットを通じて世界中に配信され、卓越したテクニックと透明で美しい音色、身体中から溢れ出る音楽性が聴く人の心を打ち、若き世代で最も卓越したピアニストの一人として、高く評価されている。
これまでに、チョン・ミョンフン、ロリン・マゼール、ワレリー・ゲルギエフ、ミハイル・プレトニョフ、マレク・ヤノフスキ、ウラジーミル・アシュケナージなどの著名指揮者の指揮の下、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、バーゼル交響楽団、NHK交響楽団などの世界一流のオーケストラと共演。
2015/2016年シーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団等とヤクブ・フルシャ、ユーリ・テミルカーノフ等の指揮で共演する他、韓国、中国、日本への演奏旅行、サンクトペテルブルグ、コンセルトヘボウ、ロンドン“国際ピアノ・シリーズ”などでのリサイタル、 プラハの春、ルール・ピアノ・フェスティバル、アネシー音楽祭などのヨーロッパ各地の音楽祭にも招かれている。
Q.昨年のショパン国際ピアノ・コンクール優勝おめでとうございます。
受賞後約1年が過ぎようとしていますが、ピアニストとしての活動に何か変化がありましたか?
ありがとうございます。コンクールから今日まで、今までで一番速く時が過ぎた1年でした。コンクール後ヨーロッパでの演奏会が増えましたが、演奏会だけでなく、CDの契約やマネージメント契約など、慎重に考えて決めなければならないことが多く、とても速く時が過ぎた、という印象です。ピアノの練習やレパートリーの勉強を難しいと感じたことはないのですが、音楽以外のことを自分で決めなければならない、というのはとても大変でした。
Q.色々なコンクールに出場されてきたと思いますが、このショパン国際ピアノ・コンクールはチョ・ソンジンさんにとって他とは違う特別な想いというのがありますか?
子どもの頃から憧れていたコンクールですので、優勝できて本当に嬉しかったです。自分にとっては最後のコンクールになりました。
Q.今回のプログラムは、どのような思いで構成されましたか?
よろしければ、それぞれの曲の魅力もあわせて教えてください。
今回のプログラムは、2月に行うカーネギー・ホールでのデビュー・リサイタルと同じプログラムです。大切な演奏会のために慎重に選曲しました。
シューベルトのピアノ・ソナタ第19番は、シューベルトの晩年の作品ですが(晩年と言ってもたった31歳でよう逝してしまったのですが)、私はシューベルトが晩年に書いた3曲のピアノ・ソナタが大好きです。19番で彼は以前には使っていなかった作曲法を用い、特に2楽章が素晴らしいと思います。シューベルトはこの作品で未来を見せてくれた気がしており、ベルクはその未来を受け継いだ作曲家のように感じています。そのため、今回プログラムに入れたこれらの作品を一緒に演奏することに意味があると感じました。ベートーヴェンもそうですが、人はもしかしたら世を去る前に特別なエネルギーを出すことができるのかもしれないと感じています。
Q.ショパンの「24の前奏曲」は、コンクールの予選で演奏された曲ですね。
この曲を選択された理由は何ですか?
「24の前奏曲」は、コンクール前は1回しか演奏したことがなかったのですが、コンクール以来20回は演奏し、今後も同じ位演奏を予定しており、演奏すればするほど新しいアイディアが沸いてくる作品です。演奏を重ねる毎に難しくなる作品もありますが、この曲に関しては楽になる、という印象で、もちろん中には難しい曲もあるのですが、より自由に弾けるようになる気がしています。
Q.これまでに2度ほど福岡シンフォニーホールのステージに立たれていますが、何か印象をお持ちであればぜひお聞かせください。
ピアノもホールの響きも素晴らしかったことを良く覚えています。
Q.今回の公演にあたり、韓国のファンの皆さまからのお問い合わせを多数いただいています。
現在、母国韓国でも圧倒的な人気を誇っているピアニストのおひとりだと思いますが、ご自身ではどのように感じていらっしゃいますか?
コンクール以来、ヨーロッパでの演奏会にも時々韓国からのお客さまが来られているので、以前よりも知られるようになったのだな、と感じています。
Q.今年のスケジュールを拝見しても、とてもお忙しい日々を送っていらっしゃることと思います。
お仕事とプライベートのオンオフはどのように切り替えていますか?どのようにお休みを過ごしていますか?
演奏会に関しては、新しいレパートリーを勉強する期間を取り、スケジュール管理はマネージャーに任せています。オフの時、と言っても自宅に居る時には練習しています。気分転換には主に散歩をしており、時間がある時は美術館に行ったりしています。演奏旅行に出ている時も、コンサートの翌日は街の中を散策し、自然に触れる機会を作ったりしています。読書も好きです。
Q.リサイタルを心待ちにしているファンの皆さまへ一言メッセージをお願いいたします。
今回は、2011年以来久しぶりのリサイタル・ツアーになりますので、とても楽しみにしています。福岡での演奏会は私自身も大変心待ちにしているのですが、それには幾つかの理由があります。
まず、素晴らしいホール、アクロス福岡シンフォニーホールでリサイタルが行なえるということ。そして、とんこつラーメンが食べられる!ということです。和食は大好きなのですが、日本の食べ物の中でも最も好きな食べ物はとんこつラーメンとすき焼きです!(笑)
アンコール曲目紹介
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 第3番「月光」
ブラームス:ハンガリー舞曲 第1番