青少年のための一万人コンサート(V) 公演レポート
青少年の一万人コンサート(V)。
今回は「カラフル・オーケストラ!」をテーマに、それぞれの曲で豊かな表情をみせる色鮮やかな楽器の音色に注目しながら、コンサートが始まりました。
まずはJ.シュトラウス2世:ポルカ「雷鳴と電光」。ゴロゴロ…ドカーン!という雷の音に子どもたちもワクワクです。
今回指揮&レクチャーをしていただく岩村さんからは、注目する楽器のほかにも、作曲家のお話などその曲にまつわる楽しい説明をしていただき、色々な想像を膨らませながら曲を聴くことができたようです。
何と言っても前半の注目は、アクロス福岡ヴァイオリンセミナー受講生の釜衣緒良さん(中学校1年生!)がソリストを務めるパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第1番より第1楽章。かわいらしい見た目とは裏腹の大人顔負けの音色に、会場は大きな拍手に包まれました。同じ年代の衣緒良さんの大活躍に刺激を受けた子どもさんも多いのでは??これからの活躍に期待大です。
後半は南米アルゼンチンの作曲家ピアソラ:「ブエノスアイレスの四季」より「夏」「冬」「春」。こちらは九州交響楽団のコンサートマスター扇谷さんがソリストを務めます。前半の曲とは全く違うリズムを聴いて、音楽の世界旅行をしている気分です。
最後はチャイコフスキー:序曲「1812年」。クライマックスには大砲の音も登場し、大盛り上がりで2008年度の一万人コンサートは幕を閉じました。