ベルリン放送交響楽団
※このイベントは終了しました。
名匠ヤノフスキとドイツ最古の放送オーケストラが紡ぎだすドイツ音楽の真髄!
今回はさらに、ショパン・コンクール2005年の覇者 ラファウ・ブレハッチが、2006年のリサイタルに続き待望の福岡シンフォニーホール再登場!九州初となるオーケストラとの共演では、世界を驚かせた若き才能に期待が高まります。
圧巻は100名のオーケストラによる、「運命」「未完成」。古楽器を使った昨今の小ぶりな演奏とは違う、迫力の豪華プログラムをたっぷりとご堪能ください。
イベント詳細
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名匠ヤノフスキとドイツ最古の放送オーケストラが紡ぎだすドイツ音楽の真髄!
概要
| 会 場 | 福岡シンフォニーホール |
|---|---|
| 入場料 |
【一般価格】
座席配置図
GS席13,000円 S席11,000円 【友の会価格】 GS席11,700円 S席9,900円 ※シニア割引あり |
| チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999 [Pコード:294-284] ローソンチケット TEL:0570-000-407 [Lコード:84290] イープラス http://eplus.jp |
| 指 揮 | マレク・ヤノフスキ |
| ピアノ | ラファウ・ブレハッチ |
| 曲 目 | シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調「未完成」D.759 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調op.58 ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調「運命」op.67 |
| お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |
プロフィール

1939年ワルシャワに生まれ、ドイツへ移住。指揮についてはサヴァリッシュに師事した。
ケルン、デュッセルドルフ、ハンブルク、ドルトムントの歌劇場、で首席指揮者や音楽総監督として活躍し、1984年には「アラベラ」を指揮してメトロポリタン・オペラにデビューした。
また1980年から3年を費やしてドレスデン・シュターツカペレとの東西ドイツと日本の共同制作による「ニーベルングの指環」全曲録音(Denon)を完成させた。
他、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管、ケルン・ギュルツェニヒ管、フランス国立放送フィル、モンテカルロ・フィル、ドレスデン・フィルなどの音楽監督や首席指揮者を歴任。2002年秋よりベルリン放送交響楽団の首席指揮者・音楽監督に就任した。
オペラ、コンサートの両サイドで着実に評価を高めてきた実力派の指揮者である。

ドイツ初の放送オーケストラであり、1923年にドイツ公共放送の最初の放送番組と共に始まった歴史を持つ。ヨッフム、チェリビダッケ、アーベントロート、レークナーをはじめとする歴代の首席指揮者、そしてクレンペラー、ワルター、E.クライバーなどの客演指揮者によって育て上げられ、そのレパートリーは、古典派以前の音楽から現代音楽に及ぶ。 現代音楽の放送の際には、20世紀最高の作曲家たちが、指揮者として、あるいは、ソリストとして、自身の作品をこのオーケストラと共に演奏しており、ヒンデミット、オネゲル、ミヨー、プロコフィエフ、R.シュトラウス、シェーンベルク、ストラヴィンスキーなどが名を連ねている。
ベルリン在住の音楽評論家・城所孝吉さんによるベルリン放送交響楽団についての連載(JAPAN ARTSアーティストVOICE&ニュース)はこちらから

1985年、ポーランド生まれ。
2005年10月、第15回ショパン国際コンクールにおいて優勝し、マズルカ賞、ポロネーズ賞、コンチェルト賞の副賞すべてを受賞するという快挙を成し遂げた。1975年のツィメルマン以来のポーランド人優勝者となり、ツィメルマン本人からは祝福の言葉とともにソナタ賞が贈られた。 その後、ゲルギエフ指揮マリインスキー管やニューヨーク・フィル、コンセルトヘボウ管等との共演を果たす。ミュンヘンのヘラクレスザール、ロンドンのウィグモアホールなど権威あるホールでリサイタルを行い、また今夏にはザルツブルク音楽祭にも初出演し大成功を収めた。
2006年5月にドイツ・グラモフォンと5年間の専属契約を結び、ショパン「前奏曲集」を、そして2008年9月には「ウィーン古典派ソナタ集」をリリースした。
ベルリン放送交響楽団とともに来福するピアニスト ラファウ・ブレハッチさんに、福岡公演についてうかがいました。
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アクロス(以下A):今回の曲目、ベートーヴェンピアノ協奏曲第4番について、ブレハッチさんご自身はどのようにイメージされていますか。またベートーヴェンをどうとらえていますか。
ラファウ・ブレハッチ(以下B):ベートーヴェンピアノ協奏曲第4番は、私自身とても好きな曲のひとつです。彼自身の芸術家としての才能を音楽的な面、そしてピアノ演奏家としての両面から非常に尊敬しており、この曲を演奏できることをとても嬉しく思います。中でも第二楽章に深い感銘を受けます。その響きが生み出す雰囲気は、ギリシャ神話で黄泉の国ハデスからユーリディスを救い出したヒーロー、オルフェウスを連想させるのです。緻密に計算されたオーケストラとソリストとの音の響き合いは、信じられないほどに劇的で、ある一方では恐怖を、そしてその反面では同時に愛情と慈悲の精神を生み出します。
この曲は、トリル音(振動音)や早い音階の展開、そしてピアノの高音部の音域から春の季節のような色合いを呈していますが、その曲のドラマティックな面も聴きどころのひとつでしょう。
この曲を含め、ベートーヴェンの作品が持つ特性に、私は非常に感銘を受けます。
A:ベルリン放送交響楽団、またその首席指揮者・音楽監督であるマレク・ヤノフスキ氏との共演についてお聞かせください。
B:2008年12月20日にベルリン・フィルハーモニック・ホールで、初めてマエストロ マレク・ヤノフスキ指揮の下、ベルリン放送交響楽団と共演します。この演奏は私のドイツ首都でのデビューでもあり、この共演をとても楽しみにしています。
A:アクロス福岡シンフォニーホールへは2006年11月のソロリサイタル以来、約2年ぶりの公演ですが、今回の福岡公演にかける抱負を教えて下さい 。
B:福岡でのリサイタルのことをとてもよく覚えています。
あの時はショパン・コンクールの後、初めての日本ツアーでもありました。前回のコンサートはショパンの曲のみで構成されており、お客さんがとても温かく私の演奏、特に幻想ポロネーズとピアノソナタロ短調を受け入れてくれたことを思い出します。
そして福岡シンフォニーホールの見た目はもちろんですが、その音響の素晴らしさにとても感動しました。音がとても美しく豊かに響きわたるのです。ホールの大きさにもかかわらず、ホールお客さんと演奏を共有することが出来ました。福岡シンフォニーホールでのオーケストラとの演奏も、素晴らしいものになるでしょう。
A:福岡のお客さんへ向けてメッセージをお願いします。
B:お客さんの反応は、我々演奏家一人ひとりの人生に重要な役割を果たしてくれます。お客さんと共に美しい音楽を分かち合うことは、私の人生にとってとても意味のあることです。
ショパン・コンクールでの優勝は、ピアニストとしての夢の実現へ扉を開くものであり、大いなる喜びでした。ショパンを非常に愛してくれる国日本で、自国の偉大なる作曲家の曲を演奏できるのは、私にとってもとても嬉しいことです。日本で演奏できること、そして日本のお客さんと会えることを毎回非常に楽しみにしています。
福岡は2度目の訪問であり、お客さんとの関係もより深く結びつくことが出来るものと期待しています。この絆がより音楽を愛する心に繋がっていただけるものと期待して。
福岡でお会いしましょう!
レポート
ベルリン放送交響楽団 公演レポート
最終的には公演当日チケット完売となった今回の公演。県外からも多くのお客様にご来場いただきました。アンコール曲目紹介
前半のアンコール(ブレハッチ ソロ)
ショパン: 前奏曲 第4番
ショパン: マズルカ op.56-2
後半のアンコール
ベートーヴェン: 交響曲 第8番 ヘ長調より第2楽章
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