藍染 ~見て触れて感じて~
福岡を拠点に活動する染色作家・福井正裕による個展。アクロス福岡匠ギャラリーでの「ぼっこ展」をはじめ、大野城心のふるさと館で定期的に展示やワークショップを行っています。
その活動の中で「藍染の絞りによる必然性の中の偶然の美」を楽しんでいます。本展でも、「藍染を見て・触れて・感じる」ことを通じて、藍染を身近なものとして感じていただければうれしいです。
今回は15点の藍染を展示。そのうち5点は、心の奥にある記憶をひとつの記録として表現。布の一部を糸で縫う「絞り染め」、抜染剤を含む糊で染色された生地を脱色する「抜染」、折りたたんだ生地を2枚の木の板で挟んで染める「板締め絞り」の三種の技法を組み合わせた作品を展示します。
また、日本の伝統美である文楽(人形浄瑠璃)を抜染の技法で染めた作品も4点展示。型紙は切り絵作家山田幸治さんによるものです。
さらに、ワークショップで体験していただいている作品と絞りの見本も5点展示。この作品は自由に触れていただけます。
藍の深さに魅せられ、布に記憶を刻む。福井正裕が手がける藍染の世界を、ぜひ会場でご覧ください。
















