タリス・スコラーズ
世界最高のアカペラ声楽アンサンブル
結成50周年記念ツアー!
WEB先行発売:2024年1月14日(日) 10:00~
一般発売:2024年1月19日(金) 10:00~
イベント詳細
世界最高のアカペラ声楽アンサンブル
結成50周年記念ツアー!
WEB先行発売:2024年1月14日(日) 10:00~
一般発売:2024年1月19日(金) 10:00~
概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
S席 6,000円(U25 3,000円) A席 4,000円(U25 2,000円) ※未就学のお子さまの入場はご遠慮ください。(無料託児サービスあり・要予約) 座席配置図 |
チケット |
・アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 https://www.acrosticket.jp(インターネット購入) ・チケットぴあ(Pコード:259-072) https://t.pia.jp ・ローソンチケット(Lコード:84553) https://l-tike.com |
出 演 | 指揮/ピーター・フィリップス |
曲 目 | システィーナ礼拝堂からのひらめき パレストリーナ:ミサ曲《主よ、われ御身に依り頼みたり》-キリエ |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター |
【インタビュー】タリス・スコラーズ指揮者 ピーター・フィリップス
Q:タリス・スコラーズはルネッサンス音楽の演奏がライフワークになっていると思います。ずばりルネッサンス音楽の魅力は?
私にとってルネッサンス音楽の魅力は無伴奏の最も美しい楽器である人間の声のために書かれていることです。もう一つの魅力は、ポリフォニー*(本質的には同じものですので、対位法と言ってもいい)であることです。バッハのフーガでも、ワーグナーの合唱曲でも、タリスのモテットでも、ポリフォニーは私の一番好きな音楽です。
*複数の独立したメロディーが同時に演奏される音楽。主に中世とルネサンスの音楽に特徴的である。
Q:「システィーナ礼拝堂からのひらめき」という演奏会タイトルですが、曲目を決めるうえで特に重要にしていることはなんですか?
システィーナ礼拝堂プログラムは一目瞭然で、すべての音楽はその象徴的な空間のために書かれたか、そこで働いていた作曲家によって書かれました。パレストリーナとアレグリをはじめとして、おそらくルネッサンス史上最も有名な作品であるアレグリの「ミゼレーレ」も含まれています。
Q:5年ぶりの来日ですが、最後に日本の音楽ファンにむけて一言、メッセージをお願いします。
皆さんとの再会を心より楽しみにしております。コロナ禍の時期は誰にとっても大変な時期でした。タリス・スコラーズは17ヶ月間も活動できない時期がありましたが、今回日本に帰ってきて、これまで以上に若々しく(私だけはもう若くありませんが)そして情熱的に私たちの最高のレパートリーを皆さんに披露します。タリス・スコラーズのコンサートの独特な雰囲気をどうぞもう一度味わってください!
プロフィール
1953年イギリス、ハンプシャー州サウサンプトン生まれ。1972年にオックスフォード大学に奨学生として入学し、ウルスタン、アーノルド両教授のもとでルネサンス音楽を学ぶ。ルネサンスのポリフォニーの研究と演奏の第1人者として高い評価を受け、1973年にタリス・スコラーズを結成し、現在までに世界中で2,500回以上のコンサートに出演するほか、数多くの録音を手掛けている。独自レーベル「ギメル・レコード」を設立し60枚以上のレコーディングを行っているほか、作家としても33年間、イギリスの雑誌スペクテイターに定期的に音楽コラムを寄稿するなど、学者・著述家の顔を持ち、欧州各国の中世音楽や宗教音楽の研究や普及にも寄与している。合唱指揮者として、BBCシンガーズ、オランダ室内合唱団、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団、デンマーク放送合唱団、エル・レオン・デ・オロなど世界的な合唱団に多数客演。2008年、オックスフォード大学のチャペル聖歌隊の設立に貢献し、2021年オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジの名誉フェローにも選出された。2005年フランス文化大臣より芸術文化勲章シュヴァリエを授与。
1973年に合唱指揮者で音楽学者のピーター・フィリップスによって結成された。設立以来2,500回以上のコンサートやレコーディングを通して、一糸乱れぬ音程とハーモニーにより、ルネサンス音楽に必須とされる心地よいポリフォニーと均衡のとれた響きを生み出し、古楽において世界最高の合唱団の地位を確立している。毎年約80回の演奏会を教会、コンサートホールなどで開催。1994年にはパレストリーナ没後400年を記念してローマのサンタ・マリア・マッジョーレ教会での祝賀演奏を行うほか、ミケランジェロのフレスコ画完全修復完成を祝う記念行事を飾り、システィーナ礼拝堂でも披露された。1998年結成25周年記念コンサートをロンドンのナショナル・ギャラリーでも開催。結成40周年の2013年にはロンドンのセント・ポール寺院でのコンサートを含む世界ツアーを実施した。2023~24年にかけては日本を含む、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、フィンランドで結成50周年を記念してワールドツアーを予定している。独自レーベル「ギメル・レコード」からリリースされる録音は、世界中で多くの賞を受賞している。1987年グラモフォン誌レコード・オブ・ザ・イヤー(古楽として唯一)に選ばれた。1989年にはフランスのディアパゾン誌年間最優秀賞も獲得している。また、2001年、2009年、2010年にはグラミー賞にもノミネート。この他、ジョスカン・デ・プレのミサ曲を取り上げたアルバムは2021年グラモフォン誌アーリー・ミュージック賞、BBCミュージック・マガジンの年間最優秀録音賞を獲得している。最新作は2023年10月にリリースされた、ジョン・シェパードの「ミサ・カンターテ」をはじめとする宗教曲集である。日本にもファンが多く、定期的に来日。今回の日本ツアーは2019年以来、実に5年ぶりとなる。