第20回 福岡県文化賞 贈呈式&記念イベント
※このイベントは終了しました。
福岡県の豊かな文化に触れ、さらなる発展を願う晴れの日。
[関連イベント]
「第20回福岡県文化賞パネル展」
会 場:コミュニケーションエリア
会 期:11月26日(月)~12月1日(土)
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イベント詳細
※このイベントは終了しました。
福岡県の豊かな文化に触れ、さらなる発展を願う晴れの日。
概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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プログラム | 第1部 贈呈式 [創造部門] 染織家 築城則子 [社会部門] 福岡県立大学附属研究所生涯福祉研究センター・ 山本作兵衛さんを〈読む〉会 [奨励部門] 作家 西村健 第2部 記念イベント ◇受賞者3名によるトークイベント コーディネーター:林田スマ ◇第20回記念 南紫音ヴァイオリンコンサート [出演]南紫音(ヴァイオリン・第14回福岡県文化賞奨励部門受賞者) 河地恵理子(ピアノ) [曲目]モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K.454より第1楽章 チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出 op.42 ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ 第1番 ニ長調 op.4 |
入場料 | 無料(要入場整理券・先着1,200名) |
お申し込み・ お問い合わせ |
福岡県県民文化スポーツ課・文化賞担当 TEL:092-643-3382 http://www.shinsei.elg-front.jp/fukuoka/navi/pref/ |
プロフィール
昭和59年に、昭和初期に途絶えていた小倉織を復元した後、小倉織から派生した小倉霜降や小倉縮も含め創造的な作風で染織し、その普及に努めている。
北九州の山里に工房を構え、福岡各地での活動はもちろん全国で展覧会を開催するとともに、公募展にも出品して数々の受賞を重ね、平成22年に日本伝統工芸展において「小倉縞木綿帯『面影』」が日本工芸会奨励賞を受賞するなど高い評価を得ている。
平成21年から毎年、経済産業省のジャパンブランドとしてパリやミラノの展示会に出展し、海外からの注文も受けるようになった。
氏の伝統工芸に対する熱意と真摯な姿勢による小倉織の普及活動並びに創作活動は、本県の伝統文化の向上・発展に多大な貢献をしている。
山本作兵衛氏の終の棲家が解体される直前、遺族から最終的調査の依頼を受けた県立大学関係者が日記やノート類を発見し、大学関係者と地元ボランティアで「〈読む〉会」を結成した。以降、県立大学及び田川市石炭・歴史博物館所蔵の日記類の解読作業や地域にある記録画の所在確認等を10年にわたり続けてきた。
平成23年5月、日本初のユネスコ「世界記憶遺産」に山本作兵衛氏の遺品が登録された際、時代背景を確認し評価する上で、当団体が行った日記類の解読が重要な役割を果たした。
筑豊炭田の歴史的意義や炭鉱文化等を次世代へ継承していくため、当財団の活動は大変意義深いものであり、本県における地域振興や地域社会づくりに貢献している。
福岡市で生まれ、6歳から中学時代まで大牟田市で過ごした後、ラ・サール高校、東京大学工学部、旧労働省を経て作家の道に進んだ。
ノンフィクションやエンターテイメント小説を主軸に、さまざまなテーマの作品を執筆する。
第30回日本冒険小説協会大賞と第33回吉川英治文学新人賞のダブル受賞となった『地の底のヤマ』は、大牟田市の三池炭鉱を舞台とした大作で、丁寧な描写と人物造詣、スケールの大きさなどが注目され、浅田次郎氏に「人間の観察眼は松本清張さんを思い起こさせ、すべての登場人物が生き生きと描かれていた」と高く評価された。
郷土出身の作家として活躍し、本県の文化の向上・発展に貢献するとともに、今後一層の飛躍が期待される。