ヴッパータール交響楽団
※このイベントは終了しました。
オール・ワーグナー・プログラム!!
イベント詳細
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概要
会 場 | 福岡シンフォニーホール |
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入場料 |
【一般価格】 S席8,000円 A席6,000円 B席4,000円(学生券2,000円)
座席配置図
【友の会価格】S席7,200円 A席5,400円 B席3,600円(学生券1,800円) ※シニア割引あり |
チケット |
アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 チケットぴあ TEL:0570-02-9999 [Pコード:346-487] ローソンチケット TEL:0570-000-407 [Lコード:87417] |
指揮 | 上岡敏之 |
管弦楽 | ヴッパータール交響楽団 |
曲目 | <オール・ワーグナー・プログラム> 序曲「ファウスト」 ジークフリート牧歌 楽劇「ニーベルングの指環」ハイライト 「ラインの黄金」より“ワルハラ城への神々の入場” 「ワルキューレ」より“ワルキューレの騎行” “ヴォータンの別れと魔の炎の音楽” 「ジークフリート」より“森のささやき” 「神々の黄昏」より“ジークフリートのラインへの旅” “ジークフリートの死と葬送行進曲” |
お問い合わせ | アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112 |
プロフィール
上岡敏之は、2004/05年のシーズンより、ヴッパータール市の音楽総監督として、オペラ、コンサートの両面において、大きな成功を収め、彼の高い音楽性と、きめ細かい解釈が、マスコミと聴衆双方に絶賛された。2007年10月には手兵を率いて日本ツアーを行い、その成果を披露した。2009/10年シーズンからは、ヴッパータール響の首席指揮者を継続しつつ、ザールブリュッケン市にあるザールランド州立歌劇場の音楽総監督に転進、更なる活躍が期待されている。
上岡は、東京生まれ。東京芸術大学で、指揮、作曲、ピアノ、そしてヴァイオリンを並行して学んだ。1982年、名誉ある安宅賞を受賞。2年後には、ロータリー国際奨学生として、ハンブルク音楽大学に留学し、クラウスペーター・ザイベルに指揮を師事。キール市立劇場のソロ・コレペティトール、およびカペルマイスターとして、歌劇場でのキャリアをスタートさせた。1992年から1996年まではエッセンの市立アールト劇場の第一カペルマイスターを務め、その後、8年間にわたり、ヴィースバーデンのヘッセン州立歌劇場の音楽総監督として、成功を収めた。
1998/99年のシーズンより、ヘアフォートの北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も歴任した。また、バンベルク交響楽団、ケルン放送交響楽団(WDR)、中部ドイツ放送交響楽団(MDR)、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、オランダ交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団など、国内外で数多くのオーケストラに客演。2008年6月には、新国立劇場においてヴェルディ作曲「椿姫」を、11月には、日生劇場においてモーツァルト作曲「魔笛」を指揮し、絶賛を博した。
レコーディング活動においては、2007年にコロムビアムージックエンタテインメント(旧クリエイティヴ・コア)からチャイコフスキー「悲愴」、ブルックナー交響曲第7番のCDがリリースされた。更には、2010年4月からは、R.シュトラウス「家庭交響曲」、シューマン交響曲第4番他、ワーグナー管弦楽曲集のCDをリリースすることになっている。
2007年6月、第15回渡邊暁雄音楽基金 音楽賞・特別賞を受賞。
ヴッパータール交響楽団の歴史は150年近くにおよぶ。初期の段階からオーケストラには、クララ・シューマン、ヨーゼフ・ヨアヒム、ヨハネス・ブラームス、マックス・ブルッフといった高名な音楽家がソリストや指揮者として登場し、名声を得ていった。
1900年(この当時、リヒャルト・シュトラウスも客演)から、シュターツ・ハレを本拠地として活動、今でも近隣のオーケストラがうらやむ立派な建物は、第二次世界大戦で焼け落ちたが、1995年12月に修復され、昔の輝きを取り戻している。エーリヒ・クライバー、オットー・クレンペラーなどの偉大な指揮者たちも、ヴッパータールで音楽的キャリアの第一歩を踏み出している。
世界大恐慌の時代に、オーケストラを助けた音楽家の一人に、エルバーフェルト(ヴッパータール市の旧名)出身のハンス・クナッパーツブッシュがいる。後には、ゲオルク・ラティエン、フリッツ・レーマン、マルティン・シュテファーニが指揮台に立った。22年間におよぶ、ハンス・マルティン・シュナイトに続いて、1986年から1996年の間は、指揮者であり、音楽学者でもあるペーター・ギュルケがオーケストラを率いてきた。一時的に任命されたシュテファン・クリーメからバトンを引き継ぎ、1998年から2004年までは、アメリカ人のジョージ・ハンソンが、ヴッパータール市の音楽総監督を務めた。
その後、上岡敏之が2004/05年のシーズンから2008/09年シーズンまでヴッパータール市の音楽総監督に迎えると、その力量は飛躍的に発展、09/10シーズン以降も上岡を首席指揮者として留めることに成功、このコンビに対し更なる期待が高まっている。また、2007年10月には待望の日本ツアーを行い、大成功をおさめた。
──「歌劇王」ワーグナー(ドイツ)について、同じ時代に生きた「オペラ王」ヴェルディ(イタリア)と比較しながらそれぞれの魅力と違いを教えて下さい。
私はどっちも好きですね。ドイツに住んでいるからといってドイツものが好きということではないんです。それぞれの作曲家の成長があって、ヴェルディは、最後の方の「ドン・カルロ」とか「オテロ」になると結構ワーグナー的要素が入っていますし、そのワーグナーも最初の習作は、どーーーしようもない交響曲とか、これは天才と言われた人が書いたのか?と思えるようなものを書いていますよね。もちろん、それぞれが成長して、その時代を生きてきたわけです。それぞれの性格をみると、ヴェルディの場合は、女性を理解するまでに時間がかかりました。「椿姫」に至るまで女性が上手く書けなくて、戦争の話や、男性の話が多かったんです。ですが、ようやく私生活と上手く結びついて、主役が女性に回ってきたのが「椿姫」なんです。
ワーグナーは全く逆で、私生活でも作品でも至る所で女性がでてくるんです。女性が「居なきゃ困る!」という感じ。そして、自分が好きになった女性は清純でなければいけないんです。結婚している奥さんを奪うんですが、その人も清純でなくてはいけないという、とにかく我が儘の典型なんです。
スタイルについても、ヴェルディは、全てを表にだします。イタリア人は、人を好きになったら僕は好きだ!など感情をそのまま出すのですが、ワーグナーは考えに考えて、ストーリーから自分で作って、その台本で自分の言いたいことを嫌というほど人に理屈で解らせるという感じです。ドイツの国民性ですね。感情で解らせるのではなく、理屈で解らせるのです。
もちろん、両方とも僕にとっては面白くもあり、そして遠い存在です。
──福岡のファンの皆様にメッセージをお願いします。
2009年の1月に読売日本交響楽団の指揮で初めて福岡にきて、皆様にものすごく温かい拍手をいただいたのを今でもよく覚えています。そして、その後に楽員たちといったラーメンがものすごく美味しくて…ごはんを食べたにも関わらずまたおかわりもして(笑)…すごくいい思い出です。
今度は、自分のオーケストラと一緒にシンフォニーホールで演奏できることをとても幸せに思っています。特に、今回の場合は、前回の新春コンサートの様な華やかさはないのですが、内面的に皆様の心のビジョンを上手く開けるお手伝いができたらいいなと思っています。皆様、楽しみにしていてください。
レポート
ヴッパータール交響楽団 公演レポート
8月のプレイベントで楽しいお話を聴かせてくれた、上岡敏之さんによるヴッパータール交響楽団の公演が行われました。アンコール曲目紹介
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」より第2楽章
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