2009年11月24日(火) 19:00
イエフィム・ブロンフマン ピアノリサイタル「イエフィム・ブロンフマン ピアノリサイタル」ならびに「イエフィム・ブロンフマン 公開マスタークラス」は、出演アーティストの新型インフルエンザ感染に伴い来日が出来なくなり、やむを得ず公演を中止させていただくこととなりました。詳細は、こちら をご覧ください。
ゲルギエフの信頼厚いピアニストのひとり。
2007年に予定されていた公演がやむなく中止となったブロンフマンが、満を持して福岡シンフォニーホールへ登場します。
ホロヴィッツやラフマニノフを彷彿とさせるその圧倒的なテクニックと、伝統に裏づけされた新たな解釈によって奏でられる、チャイコフスキー、プロコフィエフ。深い音楽性とスケールの大きな演奏で魅了します。
世界でも指折りの実力派ピア二スト、ブロンフマンのチャイコフスキー:グランド・ソナタにどうぞご期待ください!
現在、公演前日に行われるイエフィム・ブロンフマン ピアノ公開マスタークラスの聴講生を募集しています。
あるインタビューで「経験を積むと、偉大な作品が持つ深い内容がやがて開けてきます。音楽は人生そのもの。その人生を理解しなければ、音楽は理解できません。」と語っていたブロンフマンは、作品の根源的な魅力を聞き手の心に届けてくれる稀有なピアニストとして世界中の聴衆を魅了している。
1958年旧ソ連タシケントに生まれたブロンフマンは、移住また移住という流転の人生を歩んできた。73年イスラエルに移住。その後米国に移住し、87年に米国市民権を取得。米国では、フィルクスニー、フライシャー、ゼルキンに師事した。
1975年メータ指揮モントリオール響と共演し国際的にデビュー、81年ワシントン、82年ニューヨークで、リサイタル・デビューも果たした。以後、世界各地で演奏活動を展開し、ザルツブルクほか主要音楽祭にも招かれている。オーケストラは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、シュターツカペレ・ドレスデン、コンセルトヘボウ、パリ管ほか、世界のほとんどの主要オーケストラと定期的に共演している。室内楽にも積極的で、アイザック・スターン、ヨー・ヨー・マ、リン・ハレル、ピンカス・ズーカーマン、ランパル、ギル・シャハム、トゥルルス・モルク等と共演。レコーディングはソニー・クラシカル、ユニバーサル・ミュージックから、ソロ・アルバム、スターンとのデュオの他、サロネン指揮ロサンジェルス・フィルとのバルトーク協奏曲全集(97年グラミー賞受賞)やラフマニノフのピアノ協奏曲集、ジンマン&チューリヒ・トーンハレ管のベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集など数々の名盤を送り出している。
前回2007年の来日リサイタル・ツアーは絶賛を博し、温かく深い音楽性とスケールの大きさで多くの音楽ファンを魅了した。

福岡の皆様へ
私は2年前、日本に来る直前に運悪く急病になりました。そのために日本での最初の公演地となる福岡でのリサイタルを行うことができず、皆様には大変ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳なく思っております。
私も大変残念な思いでした。それにもかかわらず、再び私を招いていただき、誠に感謝致しております。
さて、今度のプログラムについて少し申し上げてみましょう。
今度は敢えてそれぞれの作曲家の比較的若い時代の作品に目を向けてみました。ヨーロッパではこれにブラームスが20歳のときに書いたピアノ・ソナタを入れることもありました。つまり作曲家がその時代に、自分で演奏することを意図して作曲した作品に焦点を合わせたのです。例えば、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第2番は、既に音楽的には成熟しており、十分に深みのある作品です。第2楽章など大変に成熟しているだけでなく、洗練された作品です。
また、チャイコフスキーのグランド・ソナタはあまり多くは演奏されない作品のひとつだと思いますが、すばらしい作品です。最初のベートーヴェンも然りです。
私はすばらしい音楽であるのにそれに値する評価を得ていないようなものを取り上げるのが好きなのです。みんなが演奏するような作品ではなく、みなが演奏しない、偉大な作品を弾くのが好きなのです。そしてこれらはまさに、皆さんに是非聞いていただきたいすばらしい傑作なのです。
皆様の前で演奏できますことを今からとても楽しみにしています。
イェフィム・ブロンフマン




