桜井神社大神宮〜糸島郡志摩町〜 - 風景ふくおか - アクロス福岡
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風景ふくおか

桜井神社大神宮
〜糸島郡志摩町〜

黒田二代藩主、忠行公によって創建されたこの神社は、筑前国信仰の拠点で、豪華な装飾が残る本殿、拝殿、桜門は県指定文化財です。
市内から西へ約1時間。福岡の夏の風景をさがして志摩町へ向かいました。玄界灘に面したサンセットロードを芥屋海水浴場に向かって走る車窓の右手には弓張形の白砂海岸、幣の浜から遠く水平線までつづく快晴の海に「わぁ」と思わず声をあげました。町の外周の7割(約37km)が海に面したこの町は6月の海開きを皮切りに、海水浴客やサーファーで四季を通じて最も賑[にぎ]わいます。

車窓の左には、その優美な姿から万葉集に「筑紫富士」として歌われ親しまれた可也山の緑が見え、ゆったりとした気分になります。どこをとっても絵になるこの町の知られざるスポットを求め、志摩町役場に伺いました。「海のイメージが強いこの町ですが、山中にある桜井神社もお勧めです」と志摩町役場の川崎さんと笠[りゅう]さんが案内して下さいました。

役場から車で走ること数分、深緑の桜井神社で宮司の外山[とやま]さんに話を伺いました。「黒田二代藩主、忠之[ただゆき]公によって創建されたこの神社は、筑前国信仰の拠点で、豪華な装飾が残る本殿、拝殿、楼門は県指定文化財です」大神宮の鳥居は三重県、伊勢神宮から譲り受けたものと聞き、見せてもらいました。「伊勢の内宮と外宮を一体化した神明造[しんめいづく]りの社殿は当時の大工さんの工夫で考案されたものでしょう」社殿を見つめ、今から約400年前の人々の願いに思いを巡らせました。

海、山、食に恵まれた自然豊かなこの町には陶芸やステンドグラス工房なども点在します。魅力満載の志摩町へは、いつもより少し早起きをしてクーラーボックスを持ってお出かけ下さい。新鮮な魚介類ととれたて野菜をお土産に。


桜井二見ケ浦(夫婦岩)。桜井神社の社地として崇敬され、毎年5月には長さ30m重さ約1tの大注連縄(おおしめなわ)のかけかえ神事が行なわれます。
▲桜井二見ケ浦(夫婦岩)。桜井神社の社地として崇敬され、毎年5月には長さ30m重さ約1tの大注連縄(おおしめなわ)のかけかえ神事が行なわれます。

  • お問い合わせ

    志摩町観光協会
    TEL:092-327-4048
    志摩町役
    TEL:092-327-1111
    志摩の朝市事務局
    TEL:090-4482-9210
  • お知らせ

    芥屋の大門まつり花火大会
    会期:2007年7月23日(月)
    場所:芥屋海水場浴

    志摩の朝市
    地物ならではの旬の魚貝や農産物が安く手に入ります。
    市内の飲食業者さんも買い付けにくるとか。
    毎週日曜日
    時間:AM5:30〜9:00(6月〜9月)
    場所:志摩中央公園横プロムナード朝市会場

    伊都文化会館
    「街の人が創るミュージカル」
    志摩町周辺、地元の子どもたちによる朗読・音楽劇。
    会期:2007年8月5日(日)
    ピアノ:常盤充代
    ダンス指導:こがみどり

  • 絵  ほあし・よしゆき
    自然の風景に関心が薄く、人間の創った[物]に対して濃い。人の[営み]の象徴としての[街角]を多く描く。営みの延長としての[食べ物]にも執着心が強く、食べ・描き・造る・・・事にも熱心。その故もあって・・・糖尿。