白壁と骨董の町並み〜うきは市吉井町〜 - 風景ふくおか - アクロス福岡
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風景ふくおか

白壁と骨董の町並み
〜うきは市吉井町〜

白壁土蔵のお菓子屋さんや醤油店が立ち並び、江戸時代の宿場町を探索しているようなワクワクした気分になります。
若葉の緑がさわやかな身も心も浮き足立つ5月。ゴールデンウィークイベントが目白押しのうきは市吉井町を訪ねました。町のメイン通り国道210号線には、白壁土蔵のお菓子さんや醤油店が立ち並び、江戸時代の宿場町を探索しているようなワクワクした気分になります。
古くは豊後街道として有馬藩の城下町、久留米と天領日田を結んだこの通りに並ぶ白壁土蔵は、筑後川の恩恵を受けて財を蓄えた商家たちの冨の象徴でした。

白壁土蔵の建物が数多く残り継承されてきたこの地区は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、その美しい町並みに魅かれた骨董屋や文化人が集まり、静かに町の発展を支えています。
毎年5月のゴールデンウィークに開催される「小さな美術館めぐり」は、町内の骨董屋や旧家など約30箇所に展示されたコレクションや作品を徒歩でめぐることができ、この町の居心地のよさを満喫できるお勧めのイベントです。

「故郷を離れて暮らすお年寄りの方や観光客の皆さんから、この町が心のふるさとです。とよくいわれます。」と観光ボランティアガイドさんが教えてくれました。
自分のリズムで、自然体に暮らす人々と町並みが、何度も訪れたくなる町の魅力を引き出し続けているのかもしれません。

二百年、7代続く長尾製麺が営むうどん屋さん。
▲二百年、7代続く長尾製麺が営むうどん屋さん。昔ながらの手延べ製法で油を使わずに作られた。
“吉井そうめん”は人気TV番組「どっちの料理ショー」でみごと優勝。以来、なかなか手に入らなくなった吉井の一品。
「賞味期間が長いので、シーズン前の今の時期に買い込んでおくのがミソ!」と愛嬌のある店員さんが教えてくれました。
出来立ての葛と一番出しの“ほうじ茶”。
▲出来立ての葛と一番出しの“ほうじ茶”。
ムッチリとした食感の葛は絶品!お店は国道から白壁通りに入った橋のたもとにあります。

  • お問い合わせ

    うきは市吉井町観光会館
    「土蔵」

    TEL:0943-76-3980
  • お知らせ

    筑後吉井 小さな美術館めぐり
    会期:2007年5月3日(木)〜5日(土)
    会場案内マップはアクロス福岡文化観光情報ひろば、観光協会「土蔵」にて配布。
    ・金子文夫資料館 「かんざしコレクション展」
    28代を数える素封家の当主で郷土史研究家でもある金子文夫さんの膨大なコレクションの中から、GW特別企画として“かんざし展”が開催されます。TV番組“なんでも鑑定団”で高価格に認定された数々の品も無料で見学できます!

    うきは麺祭り
    会期:2007年5月13日(日)
    九州三大麺どころならではの初夏の風物詩で、巨大な青竹をつかった豪快なそうめん流しです。水のおいしい吉井ならではの、のど越しのよいそうめんを堪能できます。

    蔵しっく通り お宝の市
    会期:2007年5月12日(土)・13日(日)
    九州一円から約80軒もの骨董屋が集まり、売り買いの熱気あふれる骨董市。
    全国の骨董ファンも注目のお宝市です。

  • 絵  ほあし・よしゆき
    自然の風景に関心が薄く、人間の創った[物]に対して濃い。人の[営み]の象徴としての[街角]を多く描く。営みの延長としての[食べ物]にも執着心が強く、食べ・描き・造る・・・事にも熱心。その故もあって・・・糖尿。