浮羽麺 ―うきは市― - ふくおか食紀行 - アクロス福岡
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ふくおか食紀行

浮羽麺 ―うきは市―

浮羽麺 ―うきは市―
イラスト:山川順子
筑後平野に広がるうきは市は、ぶどうや柿等の生産地とともに、島原(長崎県)・神埼(佐賀県)と並ぶ『九州三大麺どころ』のひとつに数えられている。

浮羽麺の起源は江戸時代にさかのぼる。五人の庄屋が切り開いたという治水工事でかんがい用水に恵まれたため、米の裏作としての麦の生産量が増え、保存のきく乾麺を作ったことに始まるという。寒暖の差が大きいうきはの気候は、麺の乾燥に適していた。また、豊富な地下水にも恵まれ、そうめんを始め、冷麦・うどん・そばなどの生産に力を注ぐことになる。

現在、製麺に携わるのは8社。最近ではラーメンやパスタといった様々な種類の麺も生産されている。また、製麺会社の有志により毎年「母の日」に『浮羽麺まつり』を開催し、今年で48回目を数える。自慢のそうめんを味わってもらおうと、山で採った竹を使う本格的なそうめん流しを行っている。

今回、手打ち体験や工場見学、試食ができる「九州自然王国ちくご手づくり村」で、夏になると家庭の食卓に必ず登場するそうめんの調理方法を教わった。まず普段通りにゆで始め、芯が細く透き通るぐらいで湯きりする。次に水にくぐらせるのだが、そこで「氷水でしっかり締める」のがコツ。細い麺でありながら驚くほどコシが出る。

涼しさが際立つため食欲が減退する夏にはおすすめのひと工夫だ。そうめんは添加物を使用せずに長期保存ができる自然食品でもある。改めて伝統食の底力を感じた。

  • 【お問い合わせ】
    ▼うきは市の観光について
    うきは市農林・商工観光課 
    TEL:0943−75−3111

    ▼浮羽麺の手打ち麺体験・工場見学ができる施設
    九州自然王国ちくご手づくり村
    住所:うきは市吉井町191-3 
    TEL:0943−75−2153
    営業時間:10時~16時
    (日祝日は工場見学不可)
    休日:盆・正月