八劒(やつるぎ)神社の大銀杏〜遠賀郡水巻町〜 - ふくおか花紀行 - アクロス福岡
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ふくおか花紀行

八劒(やつるぎ)神社の大銀杏
〜遠賀郡水巻町〜

八劒(やつるぎ)神社の大銀杏〜遠賀郡水巻町〜
JR水巻駅から車で5分、遠賀川沿いの県道73号線そばの立屋敷(たてやしき)地区に八劒神社という小さな社(やしろ)がある。そのひっそりとした境内に、圧倒的な存在感を放つ推定樹齢1900年の大銀杏が悠然と立っていた。日本最大級の幹周りは約9.7メートル、大人が4〜5人で手を繋いだくらいだろうか。足元の金色の落ち葉を踏みしめ見上げると、幾重にも重なり合う巨木の葉はまるで天を覆い隠すかの様だ。大きな枝には気根と呼ばれるこぶの様なものがいくつもあり、これが母の乳房に似ている事から、昔は皮を煎じて飲むと母乳の出が良くなると言われていた。

この大銀杏の老木には日本武尊(やまとたけるのみこと)と砧(きぬた)姫の悲恋の物語が秘められている。

その昔、日本武尊は熊襲(くまそ)征伐の時に立ち寄った立屋敷で砧姫と出会う。二人は愛し合う様になるが、尊は蝦夷(えぞ)征伐のため再び出立しなければならない。尊は再会を約束し姫との愛の証として一本の銀杏の木を植えたが、征伐の帰途、願い虚しく病死してしまうのだった。

伝説の銀杏は県指定天然記念物となり、水巻町のシンボルとして今も多くの人々に愛され続けている。

【八劒神社へのアクセス】
アクセス:JR水巻駅から車で約5分
問い合わせ:水巻町役場 産業建設課産業振興係
TEL:093-201-4321(代表)

  • 福岡県 銀杏の名所

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    【問】092(291)2951

    神宮院(田川郡香春町)
    アクセス/JR香春駅から車で5分
    【問】0947(32)2298
  • 絵  ならざき清春
    市内に水彩画教室を2つ持つ。著書に画集「水彩で描くやわらかな光の風景」。
    東京・大阪・仙台でも水彩画講座を開く。
    アトリエ:福岡市中央区黒門6-41-503 
    連絡先:092-721-6616
    →ホームページはこちらから