梅は中国の長江流域が原産で、日本に8世紀に渡来した。語源は中国語の「梅」の発音で「マイ」あるいは「メイ」が転訛したものらしい。中国の国花にもなっている。

調べて驚いたが、梅には実に300種以上の品種があるとのこと。梅酒は健康食品としても昔から人気があるが、私も以前梅酒を作ってみたことがある。飲み頃になると色が琥珀色になりその透明感のある美しさに我ながら感心したものだ。甘みを抑えて作るが、もともと飲み助なのでつい過飲してしまう。私の場合、健康食品どころか毒である。

さて今回の絵の谷川梅林、九州の梅の三名園のひとつであるという。約80ヘクタールもの広大でなだらかな丘陵に約3万本もの白梅が繚乱と咲き誇る。見頃には「夢たちばな観梅会」が開催され、特産品や工芸品の販売、イベントなども行われ、毎年たくさんの人でにぎわっている。

近くには特産品のキウイを原料にしたワイン工場もあり、見学にいけば試飲できるとのこと。国道3号線に出て少し南下すると「道の駅たちばな」もあり、そこでも特産品を販売している。

梅の花言葉は、高潔な心、澄んだ心、気品など。

【谷川梅林(立花町)アクセス】
問い合わせ：立花町観光協会
TEL：0943-37-1055
開花期間：2月上旬〜3月中旬
アクセス：
(マイカー)八女I.C.から国道442号・国道3号を熊本方面へ約20分。
(公共交通機関)西鉄「久留米駅」下車、バスセンターから兼松行きのバスで約50分「光友郵便局前」下車、徒歩5分