イアン・ボストリッジ
ジュリアス・ドレイク
[会 場] |
福岡シンフォニーホール |
[出 演] |
ピアノ:ジュリアス・ドレイク |
[曲 目] |
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」 |
[入場料] |
S席 6,500円 / A席 5,000円 (学生券 2,500円) |
■聴きどころ |
とにかくそのたたずまいは、強烈な印象として焼きつき、同時に流れ出る美声は、この世のものとも思えない神秘さを醸し出す。オペラだけでなくリート歌手として特にその真価を発揮するボストリッジは、世界中からひっぱりだこのテノール歌手である。
シューベルト3大歌曲集のひとつ「美しき水車小屋の娘」は、ヴィルヘルム・ミュラーの詩に作曲した全20曲から成る作品で、修行の旅をしている若い粉ひき職人が、水車小屋の美しい娘に恋心を抱くが、失恋をし、失意のうちに命を絶ってしまうという、恋する若者の希望あふれる心情と悲恋との対照が胸を締め付ける、この上なく美しい歌曲集である。
ボストリッジの歌う「美しき水車小屋の娘」の録音はグラモフォン賞を取っており、今回共演する名伴奏者ジュリアス・ドレイクが見せる、歌との対話も聴きどころとなるだろう。
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エフゲニー・キーシン
[会 場] |
福岡シンフォニーホール |
[曲 目] |
シューベルト:ピアノソナタ 第17番 ニ長調 |
スクリャービン:ピアノソナタ 第2番「幻想ソナタ」 嬰ト短調 ほか | |
[入場料] |
S席 15,000円 / A席 12,000円 / B席 9,000円 |
■聴きどころ |
彼の音はすでにピアノという楽器の域を超えている。間違いなく現代最高のピアニストのひとりであり、常に世界中のホールを満席にし続ける。今回は2011年に続く登場であり、アクロス20年目にして初のリサイタルとなる。
キーシンは、有名な国際コンクール歴などほとんどないが、早くから世界的な巨匠との共演を重ね、神童の名を思いのままにしてきた。その彼も40代となり、その実力と人気はますます高くなっている。
今回は、彼がもっとも得意とするスクリャービンの作品をメインに、シューベルトの大作のひとつ、ピアノソナタ第17番も演奏する。
音楽の持つ力というものをとにかく体感したいなら、キーシンの演奏を絶対に聴き逃してはならない。
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ウィーン少年合唱団
[会 場] |
福岡シンフォニーホール | [曲 目] |
菅野よう子:花は咲く |
荒井由実:ひこうき雲 | |
ロジャース:《サウンド・オブ・ミュージック》より | |
J.シュトラウスII:春の声 | |
J.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ・ポルカ ほか | |
[入場料] |
S席 6,000円 / A席 5,000円 / B席 4,000円 (学生券 2,000円) |
■聴きどころ |
毎年、アクロス福岡に春の訪れを教えてくれる彼ら、ウィーン少年合唱団には100名を超す団員がいるのだが、4つのグループに分かれており、ウィーンとゆかりの深い作曲家の名前から「モーツァルト組」「シューベルト組」「ハイドン組」「ブルックナー組」と呼ばれる。ひとつのグループが世界ツアーを回っている間、残り3つの組は必ずウィーンで留守番している。彼らには、毎日曜日に欠かせない王宮付礼拝堂でのミサで歌う大事な役目があるのだ。今回は「ハイドン組」が来日し、まさしく純真無垢の天上の歌声を聴かせてくれる。
定番のウィンナ・ワルツやポルカはもちろんのこと、毎回、日本人になじみの深いうたを歌ってくれるのも楽しみのひとつである。
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