アクロス福岡 福岡グランドクラシックス2017
ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール
プラハ・グァルネリ・トリオ
ダン・タイ・ソン ピアノリサイタル
今年のシリーズは3公演。
驚異のコロラトゥーラで世界の歌姫となったナタリー・デセイと名ピアニスト、フィリップ・カサールによるデュオリサイタル。
世界的にも数少ないピアノ・トリオとして実績と風格を表すプラハ・グァルネリ・トリオで聴く銘器の響き。
すでに巨匠のひとりとしてその音楽美を追求する名ピアニスト、ダン・タイ・ソンのリサイタル。
名人技を究める3つの公演にご期待ください。
イベント案内

ナタリー・デセイ


フィリップ・カサール

4月16日(日)15時開演
ナタリー・デセイ & フィリップ・カサール
デュオリサイタル
※こちらの公演は終了いたしました。
あのナタリー・デセイがふたたびアクロスに!
13年ぶりの福岡公演が実現!
[会 場]
福岡シンフォニーホール
[出 演]
ソプラノ/ナタリー・デセイ
ピアノ/フィリップ・カサール
[曲 目]
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より
          “とうとうその時が来た~恋人よ、早くここへ”
シューベルト:ミニョンの歌、糸を紡ぐグレートヒェン
モーツァルト:歌劇「魔笛」より“愛の喜びは消え”
ショーソン:終わりなき歌
ドビュッシー:未練
グノー:歌劇「ファウスト」より“宝石の歌” ほか
[入場料]
S席 7,000円 A席 5,000円(学生券 2,500円)
■聴きどころ
コロラトゥーラソプラノの女王ナタリー・デセイが、最も信頼するピアニスト、フィリップ・カサールとともに13年ぶりにアクロス福岡へ登場します。そのデビュー以来、瞬く間に世界中の歌劇場で活躍するプリマ・ドンナとなり、ウィーン国立歌劇場から宮廷歌手の称号も授与されています。そんな彼女がオペラの舞台から姿を消して久しいのですが、まだまだその歌声は健在で、相変わらずリサイタル等では世界中を駆け回っています。
今回のプログラムはひとつのテーマのもとに熟考され構成されています。ずばり「女性の肖像」。シューベルトなどドイツ歌曲のほか、ドビュッシー、ショーソンなどのフランス歌曲、そして得意のモーツァルトのオペラからのアリアや、極めつけはグノーの「ファウスト」“宝石の歌”まで、すべての作品に女性というキーワードが隠れています。作品の魅力とともにデセイの歌う女性像にも注目してください。
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プラハ・グァルネリ・トリオ

6月14日(水)19時開演
プラハ・グァルネリ・トリオ
※こちらの公演は終了いたしました。
世界随一の常設ピアノ・トリオ 弦楽器の王様、グァルネリの響き
[会 場]
福岡シンフォニーホール
[出 演]
ヴァイオリン/チェネック・パブリーク
チェロ/マレク・イエリエ
ピアノ/イヴァン・クラーンスキー
[曲 目]
ハイドン:ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調「ジプシー・ロンド」
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 op.97「大公」
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ短調 op.90「ドゥムキー」
[入場料]
S席 4,000円 A席 3,500円(学生券 2,500円)
■聴きどころ
室内楽の王道と言えば、弦楽四重奏、ピアノ五重奏に並び名作が多いのがピアノ三重奏。このピアノトリオの世界でも、常設で活躍するグループはそれほど多くありません。そんな中、1986年結成のこのプラハ・グァルネリ・トリオは25年以上も結成当初のままのメンバーで演奏を続けています。これは音楽家としてよきライバルであるとともに、深い信頼と友情が成しえることで、その演奏も緻密な音楽の会話が要求される室内楽の分野においてまさしく究極の形だと断言できます。
グループ名の由来ともなっているグァルネリはヴァイオリンの理想形ともいわれる楽器で、このトリオでは、1735年製のグァルネリ・デル・ジュス “ジンバリスト” というヴァイオリンと、1684年アンドレア・グァルネリ製作のチェロが使用されています。ピアノトリオの3大名曲「ジプシー・ロンド」「大公」「ドゥムキー」を銘器の響きでご堪能ください。
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ダン・タイ・ソン


6月20日(火)19時開演
ダン・タイ・ソン ピアノリサイタル
※こちらの公演は終了いたしました。
アジア人初のショパン国際コンクール優勝者
シンフォニーホールに響く巨匠の旋律美に注目
[会 場]
福岡シンフォニーホール
[曲 目]
ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 op.45
               マズルカ 変ロ長調 op.17-1
            ヘ短調 op.7-3
            嬰ハ短調 op.50-3
       スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op.39
リスト:巡礼の年第1年「スイス」から ジュネーヴの鐘
      ベッリーニ「ノルマ」の回想
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
[入場料]

S席 7,000円 A席 5,000円(学生券 2,500円)

■聴きどころ
1980年、ショパン国際ピアノコンクールでのダン・タイ・ソンの優勝は、まさにヨーロッパ一辺倒だったピアノ界に衝撃を与えた出来事でした。以来、アジア各国から次々と才能あるピアニストたちが誕生し、今では当たり前のように世界中で活躍しています。その先駆けともいえるダン・タイ・ソンもすでに巨匠の域に入り、彼の繊細で確かな音楽性はショパンやフランスものなどのロマン派・印象派にとどまらず、ベートーヴェンなどの古典派でも常に高い評価を勝ち取っています。特に今回のメインプログラムとなっているシューベルトは、古典からロマン派への移行を色濃く感じさせる作品で、近年多くのピアニストが意欲的にプログラミングしています。ショパン、リスト、シューベルトの作品のそれぞれの魅力を一晩で堪能できるこの機会をどうぞお聴き逃しなく。

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