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公演・イベント

公演・イベント詳細

共同開催

2017年03月18日(土) 15:00

大野和士指揮 東京都交響楽団 福岡特別公演

音楽監督に就任した大野和士が自信を持って贈る
オール・ブラームス・プログラム。

【ソリスト変更のお知らせ】
本公演に出演を予定しておりましたピアニスト、ニコライ・ルガンスキーは、急病のため、来日を断念せざるを得なくなりました。代わりまして、シュテファン・ヴラダーが出演いたします。なお、曲目および他の出演者の変更はございません。
シュテファン・ヴラダーのプロフィールはこちら

※14時~当日券販売あり

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「これがブラームス これぞ大野=都響の世界」
冒頭から、内に外に烈しい響きが舞う。まずはオーケストラが魅せる。知将大野和士のタクトに導かれ、好調東京都交響楽団(都響)がロマンの息吹を、うねりを帯びた調べを奏でる。これがブラームス。これぞ大野=都響の世界。皆様、開演に遅れなきよう。
30年以上前に都響でデビューを飾った大野和士が、2015年4月、音楽監督として帰ってきた。以来、このコンビへの喝采、関心は尽きない。
「都響のソノリティ(音色)は、ここへきて、ますます広がりを見せています。音圧も素晴らしい。この頃、物理的な音響を超えた、情念的な波長を出せるようになったと思います。(わたくしと行なった)2015年のヨーロッパ公演の財産でしょう。ですので、聴き手の心にジーンと染み入る音圧、というのが正しいですね」
ブラームス若き日の「肖像」で、最初の大規模オーケストラ曲でもあるピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15、それにブラームス芸術の美しき夕映えを感じさせる交響曲第4番ホ短調作品98を聴く。
ドラマティックな楽の音はもちろん、祈りの情趣、フーガやパッサカリアの筆致を仲立ちに、作曲者のバロックへの想いも感じさせる、美しい選曲だ。
ホールを満たすのは古典の美か、それともマーラーや新ウィーン楽派を「予告」する管弦楽の精髄か。古き良き時代への郷愁も近未来もキーワードとなる。
作品に尽くすロシア流儀の貴公子で、ドイツ・ロマン派と相思相愛のピアニスト、ニコライ・ルガンスキーの登場に小躍りしているファンも多いことだろう。
春、私たちはルガンスキー、大野和士、東京都交響楽団の環に抱かれるのだ。
奥田佳道(音楽評論家)

ちらし裏面はこちら

*大野和士 インタビューはこちら*

東京都交響楽団HPはこちら

この記事が掲載されている情報誌を見る
大野和士指揮 東京都交響楽団
概 要

会 場 福岡シンフォニーホール
出 演 ピアノ/シュテファン・ヴラダー
(※ニコライ・ルガンスキーより変更)
曲 目 ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番
     交響曲 第4番
入場料 【一 般】S席6,000円 A席4,500円 B席3,000円 (学生各席半額)
【友の会】S席5,400円 A席4,000円 B席2,700円 (学生各席半額)
座席配置図はこちら
チケット取扱所 アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112
都響ガイド TEL:03-3822-0727(月~金 10:00~18:00/日祝休)
チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:286-448)
ローソンチケット TEL:0570-084-008(Lコード:86010)
チケット購入ガイドはこちら※おトクな友の会ご存知ですか?
お問い合わせ アクロス福岡チケットセンター TEL:092-725-9112
プロフィール
大野和士(指揮) ONO Kazushi,Conductor
大野和士(指揮) ONO Kazushi,Conductor

バイエルン州立歌劇場にて、サヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。1987年トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。ザグレブ・フィル音楽監督、都響指揮者、東京フィル常任指揮者、バーデン州立歌劇場音楽総監督、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)音楽監督などを歴任。これまでにミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、ロンドン響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管などに客演。現在、フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者、都響音楽監督、バルセロナ響音楽監督を務めている。2016年9月から新国立劇場のオペラ部門芸術参与に就任。

シュテファン・ヴラダー(ピアノ)Stefan VLADAR, Piano
シュテファン・ヴラダー(ピアノ)Stefan VLADAR, Piano

ウィーン生まれ。オーストリアで最も著名なミュージシャンの一人である。ピアニスト・指揮者として世界各地で活動を行っている。2015/16シーズンには、ウィーン・コンツェルトハウスがヴラダー50歳の誕生日を祝いコンサートを開催。彼はソリスト、指揮者、伴奏者、室内楽のメンバーとして13公演に出演した。

 ウィーン国立音楽大学でハンス・ペーターマンデルに師事。1985年、ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝。これまでに、クラウディオ・アバド、クリストフ・フォン・ドホナーニ、ウラディーミル・フェドセーエフ、クリストファー・ホグウッド、ルイ・ラングレ、ネヴィル・マリナー、ユーディ・メニューイン、小澤征爾、サイモン・ラトル、クリスティアン・ティーレマン等の指揮者と、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、シカゴ交響楽団等、多数のオーケストラと共演している。

 また、ザルツブルク音楽祭、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ルートヴィヒスブルク音楽祭、エクサン・プロヴァンス音楽祭をはじめ、各地の音楽祭にゲスト・アーティストとして登場している。

 CDはハルモニア・ムンディやソニー・クラシカル等のレーベルから30枚以上をリリースしており、2015年にラヴェルのピアノ作品集を、2016年にベートーヴェンのソロ・コンチェルトを完全収録した4枚のCDボックスをリリースした。

東京都交響楽団 Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra
東京都交響楽団  Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra

1965年東京オリンピックの記念文化事業として東京都が設立(略称:都響)。《首都東京の音楽大使》として、定期演奏会のほか教育・社会・地域活動、国際交流事業など多彩な活動を展開している。
世界に名立たる歌劇場や楽団で活躍している大野和士を音楽監督に、終身名誉指揮者に都響共演40周年の小泉和裕、桂冠指揮者には近年マーラーツィクルスを成功に導き都響の音楽的評価を高めたエリアフ・インバル、バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任するなど活躍著しいヤクブ・フルシャを首席客演指揮者として指揮台に迎える。
CDリリースは、インバル指揮『マーラー交響曲全集』の他、ゲーム音楽『ドラゴンクエスト』まで多岐にわたる。
2013年には、「プラハの春」音楽祭に出演、創立50周年を迎えた2015年にはベルリン・ウィーンなどをめぐるヨーロッパツアーを行い、国際的な評価を得ている。
来たる東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、さらなる飛躍を目指している。

 

Q.30年以上前に都響でデビューされて、そして2015年4月に都響の音楽監督に就任されました。ご自身の変化、都響の変化をどのように感じていますか?

私が都響を初めて指揮したのは22,23歳の時でした。その後、1984年頃だったと思いますが、今の「プロムナードコンサート」にあたる「ファミリーコンサート」という機会を頂き、以来継続的に指揮しています。今と一番違うのは、オーケストラのメンバーが私より年上の方ばかりだったということ。もちろん今は、年下の方が多いです。
当時から都響は、ベルティーニというイスラエル人の指揮者でマーラーの全曲演奏をやり、若杉弘という素晴らしい指揮者もマーラーにまつわる色々なプログラムをやり、そしてインバルが引き継ぎ、「マーラー・オーケストラ」として国内での位置付けを着々と築いてきました。これは、皆さまの記憶している都響の歴史だと思いますし、私自身もそう思っています。同時に、フランス人のジャン・フルネという名指揮者がフランス音楽を一手に引き受け、その流れも汲んでいます。一方で現代音楽にも積極的です。そういった意味で、都響は色々な面を携えて発展してきたオーケストラではないかと思います。

Q.都響の歴史を、どのように引き継ぎ、どのように作り上げていきたいとお考えですか?
これまで都響が培ってきた様々な特徴を生かしながらも、もっとパレットを広げられるのではないかと思い、展開しているところです。近現代、日本の若い作曲家、海外のまだ存命の作曲家の作品。同時に古典から初期のロマン派、さらにはハイドンのオラトリオをも取り入れています。
そうすることで、作品を横に並べて俯瞰することができます。俯瞰することによって、一つの作品が見えてくると、もう一つの作品が相対的により深く見えて理解できるようになってくるんです。あらゆる時代の作品を知り、それが広がってくると、ある曲の側面に見える部分に「このような意味があったのか」とか、作曲家の歴史を見て「その時代の声が聞こえてくる」とか、より具体的に分かってきます。
色々な曲を演奏することによってオーケストラの可能性をより広げていくのと同時に、都響の歴史の核となる部分も強固にしていくということが、私の責務であろうと考えています。

Q.今回はオール・ブラームス・プログラムですね。
都響は今、弦楽器のセクションが大変厚みを帯びています。ビロードのようにしっとりとした音色をもった大変魅力的なセクションに育っています。そこがあるからこそ、他のセクションの音色も際立ってくるのです。
オーケストラというのは、しばしばヨーロッパの建築に例えられます。土台がしっかりしていると、その上に建つものはそれだけ堅固なものになります。土台である弦の圧力がしっかりしているからこそ、末端で咲き誇る花に例えられるような管楽器のソノリティ(音色)もソリスティックな存在として輝き、魅力的になるんです。そういう意味でいうと、今の都響はブラームスという作曲家を演奏するには大変適したサウンドを持っているオーケストラだと思いますから、今回はとても魅力的なコンビネーションになっています。

Q.演奏するそれぞれの曲の魅力を教えてください。
「ピアノ協奏曲 第1番」は、元々交響曲として作曲されるはずの曲でした。ブラームスというのは大変慎重な人で、40歳になるまでは交響曲に手を出せなかったんです。ですので、「交響曲第1番」ができあがったのは、40歳を超えてからでした。その直前にできたのが、このピアノ協奏曲です。これはどういうことかというと、ピアノ協奏曲 第1番は、「ピアノ独奏と交響楽団がコラボレーションするひとつの交響曲」だと考えていいと思うんです。
ブラームスが若い頃は、ニ短調(ベートーヴェンの第九と同じ調性)を多く用い、どちらかというとベートーヴェンの時代の方を向いていました。疾風怒濤というか、エネルギッシュで情熱的。若さが全面的に出て、人生苦しみ葛藤しながらも前に前に進んでいって、最後は花が咲く、ポジティブに終わる。短調で始まるけど、最後は長調で高らかに終わるというものです。それらはみんな、ベートーヴェンが「交響曲 第5番『運命』」でやった手法です。このピアノ協奏曲の特徴でもあり、交響曲第1番もそうですし、交響曲第2、3番もそう。若い頃のブラームスの作品の特徴です。
対して、「交響曲 第4番」というのは、ブラームスの人生では夕映えが見えていた頃です。生涯結婚しなかったブラームスですが、恋をし、失恋も経験します。内向的で、あまり感情を表に出さず、憂鬱な気分になりやすいブラームスは、年を重ねるごとにその傾向が強くなっていきます。この交響曲だけが、短調に始まって短調で終わるんです。つまり、決してポジティブな終わりではないということです。
この交響曲には、「作曲家としての発展」も見出せます。若い頃の作品に比べると、(バッハなどの)より古い時代の音楽の形式に結びつけ、一つの同じ旋律が変奏曲として構築しながらもさらに色々な形に変容され、描かれています。また、後に出てくる「12音の形式」というような、音の組み合わせで作る作曲法という新しい時代をも予言している曲ともいえます。これは、交響曲史上、特筆すべきことだと思います。
最終楽章はパッサカリアという通奏低音で、その上に変奏曲が繋がっていきます。8小節単位の旋律が、次に出てくるときは変奏されていて、また次に出てくるときも変奏されています。その後、急にフルートのソロから、トロンボーンのコラールになって、同じ変奏曲だけど、ちょっと時間が止まったような瞬間がおとずれます。その後にまた、後半の変奏曲が始まるんです。今度は、低音ではなく、全て音が高音になっていきます。これまで低音がテーマになっているのに、一転して、もっともっと複雑な変容を見せて、一つひとつの変奏曲が、登場する度に変わるのです。まるで、仮面がどんどん変わっていくかのように。それが最後に阿修羅のごとく、すさまじい形相になって、もはや「メランコリー(憂鬱)」というより、「慟哭」と言いますか、激しい、内面からの叫びに昇華されていきます。しかも、それが短調で終わるという。彼の音楽の中でも、形式的に一番複雑で、かつ内面的にも厳しく内省的で、そして最後は深い慟哭で終わります。
目で見ても感動的ですが、それが音になったときに、単なる音の組み合わせではないということがよくわかるというように、ブラームスの生きてきた人生、人間の夕暮れのひとつの悲しさを感じさせてくれる曲になっていると思います。
ですから、この二つの曲を聴くとブラームスの全てがわかるのです。彼の人生が。

大野和士 インタビュー後篇
 

Q.協奏曲で演奏されるニコライ・ルガンスキー氏はどのようなピアニストですか?
これまでに3、4回共演しています。最初に共演したのは、ヨーロッパ(ドイツ・フランクフルト)での演奏会でした。彼はデビューしたばかりで、プログラムはラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番。華麗なテクニックとともにピアニズムの秀逸さを聴かせてくれました。ある意味ブラームスのような内省的なところがあり、それがうまくピアニストとしての開花に結びついて今に至っていると思います。
その後、ブラームスの1番やモーツァルトのピアノ協奏曲で共演しました。デビュー当時の彼を知っている私からすると、精神面も技術面も強靭的な成長に驚くばかりで、モーツァルトの音色のなんとも綺麗だったことを覚えています。また、ブラームスの1番では、若いブラームスの情熱を感じさせてくれると同時に、素晴らしい演奏を裏付ける技術も持っていると十分に感じとれました。
彼は、いつ共演しても、それぞれの作曲家の顔を見せてくれる演奏を披露してくれます。私にとって大切なのは奏者本人のエゴが見えることではなく、作曲家の本質にどれだけアプローチしているかということ。彼はそれを見せてくれる数少ないピアニストで、私にとって重要な演奏者のひとりですね。

Q.オーケストラの活動以外で力を入れていることはありますか?
10年ほど前からボランティアのコンサートをやっています。私がピアノを弾き、若い歌手を連れて、介護施設や医療施設などをまわっています。そういった活動を広範囲で繰り広げることができたらと思っています。コンサート会場に来られる方々に質の高いものを提供することだけではなく、コンサート会場に来ることができない方々に私たちの方から音楽を届けるということは、とても大切なことではないかと思っています。将来的には、オーケストラとも一緒にできたらいいと思っています。

Q.そういった場では、どのような反応があるのでしょうか。
レッスンを積み鍛えられた生の歌声を聴くということはとても大事なことです。彼らの歌声を聴くと、誰もがハッと息をのむんです。子どもたちものけぞっています。そういう驚きを皆さまに体験していただき、与え続けることは、音楽家として生まれたからには基本的な姿勢としてあるべきだろうと思っています。
都響のメンバーと私が小学校にワークショップに出かけることもあります。ある小学校にはオーケストラがあって、それを指導してあげました。また、プロのヴァイオリン奏者の演奏を披露すると、みんな顔を見合わせて息をのんでいました。とても心に残っています。

Q.福岡シンフォニーホールには、どのような印象をお持ちですか?
最近は、2013年に九響の定期演奏会でワーグナーを演奏しました。よく響く、美しいホールだったという印象が強く残っています。

Q.福岡のお客さまの印象は?
熱いですよね。パッショネート!

Q.お客さまへのメッセージをお願いします。
都響は満を持して、このブラームスの初期の大傑作、そして、後期の大傑作をコンビネーションとしてみなさまにお届けします。ピアニストのニコライ・ルガンスキーも世界で指折りのピアニストに成長されているので、彼のブラームス1番を聴くというのも、この公演のポイントだと思います。ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。

3月18日東京都交響楽団 アンコール曲
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アンコール曲目紹介

ブラームス ハンガリー舞曲第2番

    ●学生は、小~大学生等及び留学生本人様に限り、表記各席半額料金にて販売するものです。お申込は、アクロス福岡チケットセンターに限ります。また、購入に際しましては、学生証等が必要です。
    ●車いすでお越しのお客様は、優先割引座席(4席)がございます。詳しくはアクロス福岡チケットセンターまでお問い合わせください。
    ●小学校入学前のお子様の入場はできません。託児サービスを希望される方は、こちらをご覧ください。
    ●2階及び3階バルコニー席は、舞台が見えづらい場合がございます。ご了承ください。
    ●諸事情により記載内容が変更になることがありますので、予めご了承ください。
    主催:(公財)東京都交響楽団、TVQ九州放送、(公財)アクロス福岡