長崎に生まれ、福岡を拠点に50年以上にわたり画業を展開し、今や日本を代表する画家の１人となった菊畑茂久馬。
油彩やオブジェだけでなく、福岡市立中央児童会館（中央区今泉）のモザイク壁画や「天神かっぱの泉」（天神地下街）のデザインを監修するなど公共作品も手掛け、幅広い活躍を続けています。今回の講座は福岡市美術館と長崎県美術館の2会場で開かれる同氏の回顧展のハイライトを紹介しながら、やや難解に見える作品をわかりやすく解説し、その作品の根底に潜む独特の表現思想を探っていきます。

「菊畑茂久馬回顧展　戦後/絵画」は福岡市美術館にて平成23年7月9日（土）～8月28日（日）まで開催されます。